Cowon A3いじくるぞー

Craving ExplorerでニコニコをAVIに保存してA3につっこんだらコーデック非対応で見れず.うーん.MPEG保存にしたら見れたけど.

んでファームウェアのアップデートをしようと最新版のファームウェアをダウンロードしてきたんだけど,まあ…いじりたくなるよねw ファームウェアのZIPファイルを解凍すると出てくるのは次の5つ.

  • A3_FONT
  • A3_FWIM
  • A3_LOGO
  • a3_player
  • A3_UBIM

明らかにFONTはフォントでLOGOはロゴ.しかもLOGOをダンプしたら頭がBM6じゃん….というわけで,256色の800x480のBMP画像を適当につくってA3_LOGOって名前にして元の物と入れ替えてファームウェアをアップデートすると,きちんとその画像で起動表示とかされます.2色画像だとダメだったけど,他の色数は試してない.
#あとで知ったけど,JetAudioとかいう付属のWindows用ソフト?を使うと普通にロゴ書き換えできるのね.

で,A3_FWIMはたぶんファームウェアだよね.中を見てみると"Linux-2.6.18"という文字列が見えるんで,頑張ると色々いじれそうな予感.

さらにa3_playerの中を見てみると,普通にELFヘッダから始まってて,どうやらELF形式のARMバイナリ.…これ,単にARMバイナリ作って入れ替えたら何でも動くのかな?Qtだったりすると,Zaurus用のクロス開発用環境がそっくりそのまま使えたり?
とか思ったんだけど,バイナリはこれ一個しかないんだよね.
残りのA3_UBIMはELFバイナリではないし,多分起動後に動いてるランチャーから再生機能から設定メニューまで全部a3_playerがやってるんだろうなぁ.だとすると,それらのメニューを組み込んだものを作って代替させるのは大変だ….ってか俺には大変すぎてムリ.

ちなみにA3_UBIMはなんなのかイマイチわからないが,先頭の1バイトがファームバージョン1.15では0x11なのに対して海外で出てる1.18βでは0x12だったので,これはバージョンを表してる気がするなぁ.
1.15と1.18βで比較してみると,0x40-0xFFのあたりがやたらと違い,0x100から0x370まで0x40ごとに下位4bitが8から4に変わっていてあとは違いがなかったり,だいぶ後の方になるとまたちょこちょこ違っていて,最後の違いは中に日付の記述があった部分.んー,これはファームウェア更新の情報ファイルかな?ファイルサイズは0x20005というよくわからない中途半端なサイズ.
なんか,よくわかってないくせにこういうの眺めて推測してたりすると,ファミコン解析してた初期の頃を思い出すなぁ.こういうの楽しい.

っつーかさぁ.これソースコード公開されてないの?あんだけ大量のコーデック対応してて,しかも(たぶん)バイナリ一個にまとまってて,GPL違反してないのかなぁ….
…とか思って探したらやっぱりあった.…けどA2のだった.http://www.cowonglobal.com/product/product_A2_spec.php の下の方にGPLの記述とソースが.まあとりあえず落としてみるか.
で,A3のソースコードは?
http://www.cowonglobal.com/download/gnu/cowon_a3_bsp_source_0712[01-31].tar.gz
とか無茶なことしてみたけど無かったw 単にまだ公開してないだけだよね? A3でGPL回避したとかだったらかなり悲しい….

#ちなみに昨日は120fpsが再生できるのかどーかってことがよくわからなくなってましたが,アメリカのサイトには120fpsはOKって書いてあるなぁ.ただし,最大解像度はコーデックやエンコオプションによって変わるんだそうで.それでKanonがダメだったのかな.