スパムじゃない英語メールが来てた

大学の研究室のメアドは今も普通に使ってますが,英語メールは全部SPAMだと思って今まで全く読まずに捨ててました.英語でメール書いてくる知り合いもいないし,海外に論文投稿したこともないしね.…なんですが,なんか今日見たら1つめのメールのSubjectが

Inviting you to submit a paper and to organize an invited session

ん?どうみてもコレはエロサイトへのInvitationではないよな….しかも,研究室宛にまとめて送ってきているわけではなく,ちょっと読んでみたらご丁寧にも俺の名前書いてるし,

We are emphasizing the area of Computer Engineering, mainly Dependable Computing which, we think, are related to your specific academic or professional area.

とか書かれてるし,どうも研究内容まで一応見た上で送ってきてるんですよね.

WMSCI 2008 http://www.sciiis.org/wmsci2008/Website/?vc=1

どうもこの学会のCFPなんですが….World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informaticsなんて初めて聞いたなぁ….俺が勉強不足なだけなのか,それともそんなに有名なカンファレンスではないのか….そもそもどうディペンダブルと関係してるのかわからないが….

ということでGoogle先生に聞いてみたところ,こんな記事が.

スラッシュドット ジャパン | ランダム生成された情報学論文が国際会議に受理される http://slashdot.jp/articles/05/04/19/0941201.shtml

ちょwwこれの投稿先だったのかw 卒論だか修論だかを書いてる時期に,この論文ランダム生成で現実逃避して遊んだ記憶があるぞwww こんなランダム論文にダマされる学会なんてまともなのか?とか思ってスラドの記事を読んでみると…

 私のところにも、(情報科学研究者でもないのに)この国際会議でセッションを組織しないか、というProf. Nagib Callaos なる人物からのメールがSPAMのように何度も来ました。金儲けが目的で組織される、学問的には権威のない学会ではないかと推測していたのですが、件の自動生成ページにも、あからさまにそう書いてありますね。その「化けの皮を剥がす」のが、このいたずらの大きな目的のようです。

実際に行ってみたところ、国際会議らしいレベルのセッションは少数らしく(騙された人のグループ以外は皆無?)、一般の投稿セッションでもせいぜい日本でいうところの修論の中間発表みたいな発表が並ぶ学会の(誰でも発表できる)全国大会のような程度みたいに認識しまして、2回行ってやめました。

というわけで,やっぱりスパム(のようなもの)でした.まあちょっと面白かったからいいやw (さっきから気分が沈みっぱなしだったので)

おかげさまで論文書けたしw http://www.geocities.jp/kz_s6502/data/20080126_paper.pdf
ALUから直接DMAに矢印でて,しかもループしてるwwイミフw 参考文献みたら1994年に俺論文だしてるしw 天才中学生だなw